理解しやすくするために、本書全体を通して数多くの凡例と表記方法があります。 以下にいくつかの例を示します。
./configure --prefix=/usr |
これは、囲まれたテキスト部分に注意して、見た通りに入力するように示されています。 このような形は、どのコマンドについて説明しているのかをはっきりさせるために説明部分でも使っています。
install-info: unknown option `--dir-file=/mnt/lfs/usr/info/dir'
この形式(等幅フォント)のテキストは、コマンドを使って出される結果について画面表示を示したもので、 また /etc/ld.so.conf のようにファイル名を表すのにも使われます。
強調
この形式のテキストは本書ではいくつかの目的で使われます。 主に重要な点の強調で、また何を入力するのかの例を示すのにも使われます。
この形式のテキストはハイパーリンクに使われます。 本書と、ダウンロードできる場所やウェブサイトにある HOWTO 類のような外部のページの両方に使われます。
cat > $LFS/etc/group << "EOF" root:x:0: bin:x:1: ...... EOF |
このように項目を示したものは、主に設定ファイルを作るときに使われます。 最初のコマンドは、EOF という文字列があるところまでの行すべてを入力し、 $LFS/etc/group というファイルを作成するのをシステムに伝えます。 したがって、このようなすべての項目は通常見た通りに入力します。